機材郵送

送付先や日時指定、輸送中の機材破損にご注意!

日時指定で機材を会場に郵送することで、当日に手ぶらで来場することが可能です。

ただし、正しく梱包や事前準備を行えず、輸送中に大切な機材が破損してしまう事例が多発しています。
機材の事前郵送を予定している皆様は、こちらのガイドを参考に厳重な事前準備及び梱包をお願いいたします。

また、発送先の宛先や日時指定は、必ず当サイトにて発表された情報を正確に記入してください。
当日に機器を受け取れなかったり、機器を紛失してしまう可能性があります。

衝撃だけでなく、積み上げた際の荷重負荷にご注意!

輸送中の破損事故の原因は、落下や転倒による「衝撃」を想像する方が多いでしょう。

しかし、機材破損のケースを調べていくと、思いのほか「上面からの重量負荷」による破損が多く見られます。
輸送時には貨物を積み上げる事が多く、その際には上面から強い荷重が行われます。
梱包の仕方によってはこの重量が機材に伝わってしまい、PCが筐体ごと歪むなどして、大規模な破損につながることがあります。

例えば、その貨物の上に80kgほどの重りが積まれる姿を想像してみてください。

  • 本体に直接、重量がかからないでしょうか?
  • 梱包材は持ちこたえることができるでしょうか?

梱包時のチェックリスト

  • A4紙に「精密機器 取り扱い注意」と明記し、全面に貼付する。
  • 緩衝材は、外からの荷重が直接筐体にかからない形状のものを使用する。
    • 例) PC専用の梱包材や、PC購入時の梱包材
  • 使い古したダンボールの利用は避け、強度がしっかりと保たれている箱を利用する。

PC梱包ガイド

C4 LANへの参加・自作PCともにベテランである「TEAM_PCMOD」代表の「まんにょも」さんより、
事前準備についてのアドバイスをご提供いただきました。郵送の方に限らず、機材を持ち込む方はぜひ一読ください。
※ PCパーツの取り外しは、自作PCに関しての知識がある方のみ行ってください。

重量級の「グラフィックカード」や「空冷CPUクーラー」は取り外そう

PC輸送時の衝撃は、PCに対して縦方向(特に下向き)に対して強く掛かります。

重量のある「グラフィックカード」や大型の「空冷CPUクーラー」が取り付けられたまま輸送すると、
PCへの下向きの衝撃が加わった際に、マザーボードのデリケートな基板に衝撃が伝わってしまい、スロットが破損するリスクが非常に高くなります。

そのため、可能な限りそれらのパーツを梱包前に取り外し、別の箱に梱包する事が理想的です。

データ破損のリスクがある「ハードディスク」も取り外そう

もしPCに「ハードディスク」が搭載されている場合は、データ破損のリスクを回避する為に取り外しておくことをオススメします。

取り外したハードディスクは郵送ではなく、手荷物としてカバン等に入れ、慎重に会場に持ち込みましょう。
ただし、取り外しても手荷物に入らなかったり、安全に手荷物で運べない場合は、そのままPCに入れておく方が安全です。

「PCケースの箱」が、最も安全な梱包材

PCの準備ができたらいよいよ梱包です。
梱包にはなるべく「PCケースまたは本体が梱包されていた箱と緩衝材」を利用しましょう。
外部からの衝撃を最も効率よく吸収し、PC本体に重量を伝えることなく守ってくれます。

余計な緩衝材を入れすぎると、筐体や弱い部分(アクリル製のサイドパネル等)にまで衝撃が伝わってしまい、
かえって破損リスクが高まる可能性もあるので注意してください。

もしPCケースの箱を処分してしまって手元にない場合でも、
ヤマト運輸さまの販売している「パソコン宅急便BOX」などの梱包材を利用することができます。
ご利用の際には梱包材の対応サイズをご確認の上、ご利用ください。

PCケースの箱もなく、パソコン宅急便BOXも利用できない場合、宅配業者を利用しての輸送は破損リスクが非常に高いです。
可能な限り、車両やキャリーカートなどを利用して、ご自身で会場まで持ち込むことを強くオススメします。

「発送する前に、軽く揺さぶってみよう

PCの梱包がしっかりできているか、発送前に箱を揺さぶって確認してみましょう。
箱のなかでPCが大きく動くような感触がある場合は、緩衝材を正しく詰められていない可能性があります。

また、「カタカタ」といった音がする場合はPC内部でパーツやビス、ケーブルが動いている可能性があります。
ビス等の金属がマザーボードの裏面に挟まるなどした状態でPCの電源を入れてしまうと、回路がショートして電子的な破損の恐れがある為、確実に取り除きましょう。

余った電源ケーブル等がケース内で遊んでいる状態も、 ケーブルの先端がマザーボード上のチップ部品等に当たった衝撃で破損する等のリスクが考えられます。
こうしたケーブルは輸送の間だけでも養生テープ等で固定することをオススメします。

水冷: クーラントの除去と、配管が抜けない工夫をしよう

  • クーラントを出来るだけ抜く。
    • ※ 現地で入れなおしを行います。
  • 配管の接続部とフィッティングのOリングを、中性洗剤を薄めた水で拭いて脱脂する。
  • 配管がフィッティングの奥まで挿入されていることを確認する。

本格水冷マシンを配送する上で、一番起こりうるトラブルが「配送中の衝撃で配管が抜ける」という事象です。
以下にコツを紹介するので、配管が抜けてしまわない様にしっかりと対策しましょう。

水冷: ポンプやリザーバーなどの固定を再チェックしよう

ポンプやリザーバーなど、本格水冷特有のパーツはPCケース側に取り付ける場所が用意されていない場合が多くあります。
ケースに穴を空けてボルトで固定するなどの方法を取っている場合は、固定が甘くなってしまっている場合や、衝撃に耐え得る強度が足りない事があります。

ポンプやリザーバーの固定が外れてしまうと、結果として接続されている配管が外れてしまうリスクがあがります。
それぞれの取り付け強度を再度確認し、ボルトの増し締めもしておきましょう。

お問い合わせ

その他ご不明な点がございましたら、C4 LAN実行委員会までお気軽にお問い合わせください。
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 ・ C4 LAN実行委員会support@cyac.jp